イギリスは情報王国である。しかも、正しい。
イギリス人にしてみると、それでも足りないらしいが、たぶん世界一だと思う。
小さな事から言ってみると、日本は少子化が進んでいて、ある時期にくると若者が今の年金システムでは高齢者を経済的に支えられないらしく、これが続けば、日本は人口が減少してしまうという危惧感に襲われている。
これは本当に危惧に値する事実なのだろうか、と私は最近思っている。
イギリスと日本の国土面積はほぼ同じで、全人口は、イギリス5千6百万人、日本1億2千万人と倍以上。
首都であるロンドン600万人、東京近郊3000万人と5倍。
ほぼ同面積のニュージーランドでは全人口400万人、これは横浜市の人口と同じくらいらしい。

確かにこういう数字は地理の時間に習った記憶はあるが、私の耳をかすめなかったのか、実感として湧かなかったのか、どうなのかはわからないがこの異常なほどの人口の多さに気づいたのは、イギリスに来てからだ。
私が日本人だと言うと、イギリスの倍の人口のくせに国土の80%が山で覆われていて住めないので、都市に窮屈にまとまって住んでいるんだろう?とか、東京出身だなどと言おうものなら、笑われて、そんなにたくさんの人が密集しているなんてどんな気分がするの?などと聞かれる始末だ。
私は東京以外の場所に住んだこともないので、どんな気分だなどと聞かれても、生まれたときからそういう状況では、それが普通だと思っていたとしか答えようがない。
こういったことは、イギリスでは一般常識らしい。
日本や東京の人口がどれくらいかなどは知っていたが、80%が山だなんていうことは、私は全然知らなかった。

しかし日本のニュースでは少子化、少子化の連発であり、子供を産まない女性は罪悪感を感じ始めるほど。
子供を産めば、高齢者を支えられるのかもしれないが、あと何十年あおり立てて子供を産ませ続けるつもりだろうか・・・・・・・・。
こんな事を書いたのは、日本の人口密度が高いことに腹を立てているからでもなんでもない。
アメリカの大統領選挙の結果に胸を痛めているからなのだ。
何故こんな事になるのかは、正しい情報が入ってこないからであって、それ以外のなにものでもない。
渡英1年目に通っていた語学学校で、アメリカ人の先生が「アメリカに住んでいると、自分の国で何が起こっているのか知るてだてがないのよ」と言っていた。日本も同じだと思う。
アメリカ人はなぜ戦争をしているのかも、自分の大統領が何をしているのかも知りうるてだてがなければ、どうしてより良き大統領を選べるのだろう。
正しい情報さえ入ってくれば、人々はそんなにバカでもないし、非情でもないのでこんな選択はしないだろうと思う。
もちろん正しい情報は、故意にせき止められているからなのだが、その上にあぐらをかいて座っている私達の落ち度でもあると思う。
少なくとも、あと4年。次の戦争ターゲットはイランだという説もある。
もっと悪くなってはじめて気づかなければ変わらないだろうという意見もあって、巻き込まれていない人にとってはそれで良いかもしれないが、それでよいとは思えないというのが正直なところ。

地球温暖化も同じ状況らしい。
1万年前に作られた北極の氷が溶けて、海抜が数センチ上がったそうだ。科学者の予想では数ヶ月にわたって溶けるはずだったらしいが、30日で溶けたらしく、予想をうわまってここ2年間で温暖化はさらに進んでいるらしい。
その次のポイントが溶けたら、海沿いの街は壊滅状態になるらしいが、科学者の意見としては、そうなってはじめて人々は本当の意味で危機感を感じて、行動を起こすだろうか
ら、それは起きるに任せているところらしい。
正しい情報、正しい判断力、正しい選択をするということはそんなにも難しい事ではないと思うのだが、日本で、特に気軽に手に入る情報はあまり正しくないか不足しているということをお伝えしておきたい。
イギリスに日本の正しくない情報も入っていた。
日本人は全員大金持ちであるということである。
たぶんおそらく日本企業の儲けぶりから判断して、これくらい社員に還元されているだろうという予想のもとにはじき出した金銭勘定なのだろうが、日本人ビジネスマンは会社のために働いて、という伝統は知らなかったらしい。
とは言ってもどこに旅行に行っても見かける観光客はドイツ人、イギリス人、日本人がほとんどなので、お金持ち3国といっても良いのかもしれない。世界人口の80%は食べ物にも困っているという事実からすると、大金持ちというのもあながち間違いではないのだろうが、イギリス人の言うお金持ちという基準からすると、ほど遠い生活をしているということを私は声だかに訴えているところだ。
旅行でいつも日本人価格をふっかけられてぼられ続けるのはもうこりごりだからだ。
正しい情報を耳に入れるのは、時には胸が痛むことでもあるが、より心地の良い世界で生活するために、今、まさにそれが必要なのではないだろうかと思っているところだ。
こんにちは、Loveさん。
もう3年以上?前になるけど何度か遠藤さん宅でお会いしました経堂のあつしです。覚えてますか?
実はこの3月にフィンドホーンに行くことになりまして^^; ふとイギリスに渡ったLoveさんを思い出しました。僕もLoveさんと同じ時期に北海道に渡って早3年。昨年は大豆や小豆などいろんな作物を収穫するまでに至ったんですよ。
そんなわけで、もし時間がありましたらメールでも下さい。突然のメール失礼しました。
ではであ。
Posted by: あつし at 2005年03月07日 02:11