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2006年10月03日

102.アートってとても奥が深い (2)

次にその絵の続きを描きたくなったのは、

富士すぴこんから帰ってきた次の日のことでした。


ちょうど9月11日のこと。

また不思議なタイミングで絵を描きたくなったなぁ・・・

と思いつつ絵を描いていました。

すると今度は、中心からぐるぐると白いうずまきのような

線が出てきました。どこまでも静かで、とても清らかな感じ・・・

まさに、富士すぴこんの会場、富士浅間神社で入ってきた

禊の池のエネルギーという感じ!

「これ、どう思う?」そこで夫に見せて聞いてみましたが

「ん〜!!まさに“禊”って感じだね!」

と言っていました。

やはりあの池の影響だったのでしょうか・・・。


その次に、うずまきの周りに、白い点々がたくさんあらわれました。


白い点ひとつひとつ描くたびに、ひとりひとりの人が

思い浮かびました。特に知ってる人ではないのだけれど、

小さい子どももいれば、男性も女性も、若い人も年老いた方も・・・

ひとつ点を描くたび、人がひとり浮かぶ感じで、

何だかとても不思議な感覚でした。

描いているうちに、その人たちは亡くなった方たちだと

ふと感じました。みんな、もうお星さまになっている、

と思ったから・・・。


今まで生きてきた人たち、そして亡くなっていった人たち・・・

そのいのちがずっとずっと続いて、つながって・・・

今のわたしたちがいる・・・


そんなことを絵を描きながらしみじみと感じていました。

次に、凛としたその雰囲気から一変して、

ものすごい勢いで、真っ赤!!と真っ青!!な色の

もじゃもじゃした線が、絵の中に出てきました。

出てきたもじゃもじゃを見ていたら・・・

あ、これは、人間の血管だ!!!と思いました。

その中に血が流れていて、

どくっどくっという音までしてきそう・・・。

まさに生きている!いのちそのもの!

という感じでした。そこまで描いたら、

また絵がひと段落しました。

8月中旬ぐらいから、私には、とっても気になってた場所が

ありました。そのひとつが、これまで何度か書いた富士山、

そして、もうふたつの場所は、岡本太郎さんの美術館

(正確には、「明日の神話」の絵がみたかったのですが)、

そして江の島でした。

富士山から帰ってきて1週間ほど後、さっそく岡本太郎さんの

美術館に行きたくなって、いてもたってもいられず

光希を連れて行ってきました。汐留で公開されていた

「明日の神話」の絵、見に行こう行こうと思っているうちに

公開がどうやら終わってしまっていたよう・・・でも、

そうだ!近くに(小田急線の向ヶ丘遊園駅です)

岡本太郎美術館があったじゃないの〜!と思いついたのです。

ネットで調べたら、ちょうど「明日の神話」の特集をやってる

期間だということを知り、即、行かなくっちゃ!と思って。


(明日の神話、皆さんご存知だと思いますが、知らない方の

ために・・・説明の載っているサイトを添付しておきます)

http://www.1101.com/asunoshinwa/asunoshinwa.html

美術館は駅から歩いて20分ほどあるので、すこしまだ暑かった中、

光希を抱っこしての歩きはちょっときつかったですが、

美術館のある森に近づくと、びっくりするほど涼しい風が

す〜〜〜っと吹いてきて(最初、どこかに巨大クーラーでも

あるのかしら?と思ったほど、涼しかったです。

森ってすごいんだなぁ〜としみじみ思ってしまいました)

歩きがとても楽に感じてきました。

なんといっても、森の空気がとっても澄んでてきもちいい!!


光希を連れていったので、説明の文などはあまりゆっくりは

見られなかったのですが、生前、太郎さんが「明日の神話」を描いた

メキシコの地で、この絵について語っている映像が流れていて、

それがとても印象的でした。

太郎さんのエネルギーそのものが映像から伝わってきて、

太郎さんのだいすきな私は、何だかとてもわくわく、

心の奥から湧き上がってくる熱いものを感じて

何度も何度も繰り返し見てしまいました。

光希も、その映像をみているあいだだけは、ゆっくりと

いっしょにのぞきこんで見ていてくれたり、近くの椅子に

よじのぼって遊んでてくれたりしたので助かりました。

明日の神話の絵の中心には、骸骨が描かれているのですが

メキシコでは、死は倦厭されるものではなく、お祭のときなどには

骸骨の形をしたお菓子や食べ物もお店に出されるぐらい、

日常に根付いていて、死は新たなスタートという明るいイメージが

あるようでした。だからこの絵は、メキシコでは、ぜんぜん

違和感なく受け入れられた、というようなことを話されていました。

もともとホテルのロビーの壁画として太郎さんが依頼された絵でしたが、

日本でこういう絵をロビーに飾ったら・・・?と思うと

やはり受け入れられるのはむずかしかっただろうなぁと思いました。


この絵の中には、日本に落とされた原爆のことが表現されている

のだけど、太郎さんはその悲惨さを表現しようとしたのではなく、

そんな状況からも必死に生きようとしてきた人類のたくましさ、

いのちの力強さ・・・・そんなものを現しているのではないか

と説明のプレートには書かれていました。

「明日の神話」の絵自体は、実物は今また倉庫入りしてしまって

いるので、岡本太郎美術館には、その絵のレプリカと、

明日の神話を描くための下絵として描かれた何枚もの絵が

展示されていました。その絵から、

いのちのあふれんばかりのたくましさ、力強さ・・・

そんなものをひしひしと感じました。

私がここ最近、日常で感じていたことや、自分が描いた絵に

現れていたこととも、とてもリンクしていたので

ものすごくこころにぐぐっときました。

そして美術館から帰ってきて、また絵を描き足したくなりました。

それまで、パステルで何度も何度も描き重ねていったので、

もう紙がパステルの厚みでかなりぶ暑くなってて、

パステルでは描きづらくなり、

クレヨンがほしい!!と思いました。

でも家にはクレヨンがない・・・

クレヨンのことを思いついたのは夕方で、これから

ごはんしたくもあるし、買いにゆくのもむずかしい・・・

でもどうしてもクレヨンがいい!!

この描きたい!というそわそわ感、

絶対明日までは待てないだろうし・・・

どうしよう・・・?


そのときふと思いついたのが、近所に住むママ友達。

さっそく連絡したら、幼稚園のお子さんがクレヨンを

持っていて、今使ってないからゆっくり使っていいよ〜♪と

言ってくれて!! ありがたく、さっそくお借りしました。

そしてその夜、さっそくクレヨンで描きたしました。

以前より、カラフルで勢いのある感じになり、

また絵がひと段落しました。

そしたら今度は、「龍」が突然描きたくなって

別の紙に描くことにしました。

パステル、そして、友達から借りたクレヨンを使って・・・

龍はあっというまに描きあがりました。

http://noanoayuki.blog55.fc2.com/blog-entry-28.html

(これは次回の「やさしい時間」のイベントの

パンフレットの絵となりました)

龍を描いたら、今度は、江の島に行きたくって行きたくって

たまらなくなり、その次の日さっそくまた光希を連れて

行ってきました。

江の島には、いたるところに龍がいました。

龍の力強さ、そしてエネルギーをいただいてきた感じ・・・

帰ってきたその夜、さっそく絵の続きを描きました。

以前描いたうずまきの部分に、突然、ぎざぎざっとした

模様があらわれ・・・これ、龍みたい!と思いました。

それを描いたら、本当にこの絵が終わった・・・

そう思いました。

やっと絵の完成です!!

題名は、「いのちのよろこび 〜永遠のときを超えて〜」です。

 http://noanoayuki.blog55.fc2.com/blog-entry-29.html

絵を描きながら、なにか突き動かされるように旅に出て

(距離は近くても、感覚的にはまさに“旅”でした)

旅から帰ってきては、また絵を描く・・・

とても不思議な絵の旅でした・・・☆

絵を描き終わったあとも、

まだ、突き動かされるように、

日々、神社やお寺、そして自然の中へ、

はたまたご縁のある場所へと・・・

あちこち駆け回って・・・

私の旅は続いているようです。

今年がはじまったとき、ふと、

今年は「ルーツを探る年だ!」と思ったのですが

(ルーツを探るという意味合いが何をあらわすのか

自分でもはっきりわかっていないのですが・・・)

その旅が、絵を描くのと同時に行なわれていたようです。

絵にエネルギーとして出てきた“沖縄”にも、

きっと近々行くことになるだろうな〜と楽しみです・・・☆

あーねらのHP→ http://www12.plala.or.jp/anela/
なまけもの読書会のメルマガ 第125号から転載

 

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