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ゆきのネイチャーエッセンス Index

144.気まま夫婦ののったりそったり人生〜♪ (7) 「はじめてのバリ!」
Posted by ゆき at 2008年05月29日

連載、前回までの内容はこちらです☆

「気まま夫婦の のったりそったり人生〜♪」

http://plaza.rakuten.co.jp/noanoayuki/diary/?ctgy=2

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「はじめてのバリ!」


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10月中旬、いよいよバリへ。


私がひとりで海外へ行くのは、このときが初めてのこと!

ちょっぴりドキドキしながら家を出る。

父が、空港行きのバス停まで、車で送ってくれると言う。

ひとり、旅に出かける娘のことが心配だったのか。

その途中で、父が私にこうたずねた。

「泊まるところのバンガローって、大丈夫なのか?」

実はこれ、ちょっぴり私が不安に思ってたところ。

うわぁ〜〜!キタ〜〜〜!!と思いつつ、

父を心配させても仕方がない。

「大丈夫だよ!オーナーさんは日本語がちゃんと話せるっていうし。

私の知り合いも知ってる人なんだよ〜!」と、すかさず答えた。

知り合いって、いちどお会いしただけのBさんご夫妻のことなんだけど・・・・

いやいや!いちどしかお会いしてないのに、

「バリ」をキーワードに重なった、あの偶然!!

「そうだよ、大丈夫!絶対、大丈夫だよ〜〜!」

自分のこころにも、何度も言い聞かせつつ・・・

バリのデンパサール空港へ着いたのは、夜9時ごろ。

初めて、ひとりでの海外旅行。

外国に来たぞ!と意識したとたん、

いつもの自分とは違う、ぴりっとした緊張感が走る。

でもこのときの私には、その緊張感が、かえっていい

スイッチになってくれたらしく、私のあたまん中も、

日本にいたときの自分とは、まるで違うモードに・・・!!

あんなにいろんな思いでぐるぐるだった頭が、

まさに・・・かち〜〜ん!と“切り替わって”・・・

自分でもびっくりするぐらい、瞬時にしてクリアになった。

そして、空港の外に出てみると・・・

すっかり秋めいてきて、半袖では肌寒い日本とは

うって変わって・・・ほんわかあ〜ったかな空気。

そのあったかさとともに、バリ特有の空気なのだろうか。

なんだかとても惹かれる、ここちよい空気を感じる。

その空気に、私のこころもからだも、ゆるゆる〜〜っとゆるむ。

空港から、現地係員さんに車で送迎してもらって、

ウブドまで、約1時間。まっくらな中をひたすら行く。

「着きましたよ!」と言われて外に出るけれど、

何もみえない。ようやく目が慣れてきてみると、

そこがバンガローの入り口らしい、古めかしい木の扉。

中に入っても、やはりまっくら。

建物が何やらいつくかあるらしいのが、ようやく分かるぐらい。

ここにひとりで泊まるの・・・?!

何だかものすごくドキドキしてきた。

敷地を入っていちばん奥の建物が、私の泊まるバンガローだった。

係員さんが扉をあけて、電気をつけてくれて・・・

ようやく様子がわかる。木でできた素朴なバリ式の建物のなかに、

大きなベッドと洋服かけがあるだけ。実にシンプル。


ぐるっとあたりを見回すと・・・天上と壁のあいだに、

えぇ・・?!大きな隙間・・・?!!

どうやら、空気が通りぬける隙間らしいのだけど、

その幅ときたら、おっきな大人の人でも、ゆうに入れるほど!!!!

この旅で私がいちばん気にしていたのが、バンガローの防犯面のこと。

うわ〜〜これじゃぁ、カギをしっかり閉めたって、

誰でも中に入れるじゃないの!!いやいや、参ったなぁ・・・

と思ってるあいだにも、現地係員さんの説明は、淡々とつづく。

ベッドのあるメインの部屋の横には、扉があって、

その扉をあけると、トイレ&シャワー室が続いていた。

トイレ&シャワー室といっても、実に原始的。

石がごつごつと敷き詰められた床に、

トイレとシャワーがただ、あるだけ。

やっぱり、シンプル。

ここも、天上と壁のあいだをチェックしてみると・・・

やっぱり大きな隙間!!それも、部屋よりもっと大きい!!

水場の通気としては、たしかに良さそうだけど、

私、ここでシャワーするんだよね・・・?!

外から簡単に覗けちゃうじゃ〜〜〜ないの〜〜!!

おまけに・・・


シャワー室とメインの部屋とのあいだの

扉のカギが壊れてる!!

現地係員さんにすぐそのことを伝えると、意外な反応。

おだやかに、「大丈夫ですよ〜」と言うだけ。

現地の人たちにとっては、そんなこと、

まったく問題になるような範疇ではないらしい・・・

けっして、係員さんが、私がごまかそうとしてるのではない。

本当に、私が、何でそんなに深刻になってるのか分からない、

という感じなのだ!係員さんからみたら、そんなことで

深刻になる私のほうが不思議!!とでもいう様子。

カルチャーショックを受けてる間にも、夜は深まってゆく。

「もう今日は遅いですから・・・また明日の朝来ます」

と言って、現地係員さんたちは、いそいそと帰っていった。

そこからが、けっこう忙しかった。

防犯対策あれこれを、てきぱきとこなしてゆく私。

まずは、壊れている扉のカギのところに、

スーツケースのベルトをぐるぐる巻きにかけて・・・

そのはしっこを、自分の寝るベッドの柵にくくりつける。

これならベッドと私の重みで、扉は開かない・・はず!!

それからそれから・・・

部屋のメインの扉には、私がお守りにしている“おふだ”をぶらさげる。

おふだといっても、私が以前、ブラジルに旅行に行ったときにもらった

カーニバルの席札。首からぶらさげられるように、ひもがついてるもの。

あの、治安がよくないと言われているブラジルですら大丈夫だったのだから!と、

私がお守りがわりに、大切にバリに持ってきたもの・・・☆

そして最後に・・・

もしも万が一、人が中に侵入してきた場合。

私は女性だから、お金をすぐに差し出せば、

身体を狙われることはあっても、殺されはしないだろう。

いまになって思えば、そんな思いまでして、バリにゆくか・・・?!

という感じだけど、そこまでして行く必要が私にはあったらしい。

ということで、すぐ目につくところに、わざと、ある程度の

お金の入ったお財布をしのばせたバッグを、置いておく。

そして、さらに、もしも持ち物やお金を

すべて取られたときのために・・・

ブラジャーのパットの中に、4万円をしのばせておいた。

実はこれ、日本から用意していったもの。

お札をそのまま入れておくと、汗で濡れてしまうので、

チャックの付いた、小さな小さなビニール袋に、

4万円と、パスポートのコピーを、折りたたんでしまって。

持ち物すべて取られたとしても、これだけあれば、

着のみ着のままで、パスポートも再発行してもらって、

日本まで何とか帰れるだろう、ということで。

そして、ブラジャーはあえて、「スポーツ用」の、

飾りもそっけもない、シンプルなブラジャーにして。

これだったら、ブラジャーまで取られてしまうことは、

まずないだろう・・・と。

(この4万円が、のちのち・・・バリの旅行もおわって

しばらくしてから重要となるとは、このとき

思いもしなかったけれど。)

すべて終えて、ようやく床につく。

が、ドキドキしてしまって、なかなか眠れない。

おまけに、夜中、がさっがさっ!という音が、

何度も何度も、屋根の上で聞こえる・・・

次の日の朝になって、その音は、鳥が屋根に乗って歩いてる

音だった、とわかったのだけど、夜には、誰か人が、

屋根の上をしのび足で歩いている音にしか聞こえなくて・・・

その夜は、眠れないどころか、生きた心地がしなかった。

あたりがうっすら明るくなってきた頃、ようやく安心して眠りにつく。

・・・のもつかの間、「ア・サ・ゴ・ハ・ン・デ・ス〜!!」と

いう声とともに、バリの女の子が朝ごはんを運んできて

くれた音で、目を覚ます。


はぁ〜〜 ようやく朝だぁ〜〜〜

ほっとしたと同時に、どっと疲れがでてきた。

が、扉をあけて外に出てみると、きもちがいっぺんに切り替わる。

とても素敵な光景が、私の目の前に広がっていた・・・!!

夜にはまったくといっていいほど見えてなかった、庭の風景。

絵や写真でしか見たことがなかった、バリの植物やお花たちが

いきいきと、みずみずしく、庭のあちこちにのびている。

朝のやわらかな日の光に照らされて、それはそれはほんとうに美しかった。

その美しい風景をみながら、バンガローのテラスでの朝ごはん。

ほんとうに優美なひとときだった。

時間まで止まってしまったかのような、ゆるやかな空間。

ただただ、ぼぉ〜〜っとしながら、ゆっくりごはんをいただく。

その美しい風景を眺めていると、

そのやわらかな空気に、どんどん私がとろけてゆく・・・

私の境界線も、植物、太陽のひかり、花々の境界線も

すべてなくなって・・・すべてがとけこんでゆく・・・

まさに、すべての風景と自分が一体となる・・・そんな感覚だった。

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143.気まま夫婦ののったりそったり人生〜♪ (6)「不思議な出会いに導かれてバリへ」 
Posted by ゆき at 2008年05月16日

連載、前回までの内容はこちらです☆

「気まま夫婦の のったりそったり人生〜♪」

http://plaza.rakuten.co.jp/noanoayuki/diary/?ctgy=2

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「不思議な出会いに導かれてバリへ」


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会社をやめる前後、不思議な出会いが続いた。

今思えば、その出会いは全部つながっていて。

バリへと導かれていたみたい。


★アフリカンドラムのワークショップで★


9月いっぱいで会社やめる、という

その9月上旬のこと。私はまた、養生園にむかった。

アフリカンドラムのワークショップのために。


参加した理由がまた、なんとも私っぽい。


私がその当時習ってたラテンダンスの、年1回のビッグイベント、

毎年ものすごく楽しみにしていたイベントがあったのだけど、

その年は、別れた彼が出るのを知っていたので、

とてもじゃないけど参加する気になれず・・・やむなく辞退。


毎年いつも楽しみにしていた、そのイベントの日、

家でただひとり、じっと過ごすなんて、考えられなかった。

悲しいやら、悔しいやら・・・で。

何か楽しく過ごす方法はないかな、と思っていたら・・・


その!まさにその日!!にかかる週末、ちょうど養生園で、

アフリカンドラムのワークショップがあることを知って!!

これだ!と思って即申し込みをする。


今になって思えば、あの9月は、

退職の引継ぎやら何やらで、かなり忙しかったはず。

自分でもよく行ったなぁ〜と思うけれど、

行かずにはいられなかったのだと思う。


アフリカンドラム大好きの私、

ワークショップが楽しかったのはもちろんだけど、

今思えば、あの出会いのために行ったのかな?

と思うような面白い出会いがあった。


それは、泊まる部屋が、たまたまいっしょだった女の子。


その女の子が、Bさんという方の

エネルギーワークをすすめてくれて。


私が、今とても疲れているから、マッサージか何か受けて

みたいと思っている、という話をちらっとしただけなのに、

その女の子は直観で、Bさんのところがいい!と思ったらしく、

ぜひ行ってみて!と、パンフレットまで渡してくれた。


その当時、エネルギーワークってなんのこっちゃ?の私だったけど、

その女の子がとっても素敵な子だったのと、何だかわからないけど

面白そう〜☆と思ったので、これもまた即、申し込みをする。

会社をやめたあとすぐ・・・の、10月上旬の予約を。


そのとき、Bさんとの出会いが、

私にとってそんなに重要なものになるなんて、

思ってもみなかったんだけど。


★占い師のおばちゃん★


ワークショップのあとも、妙にアフリカンドラムが気になって、

ネットでいろいろ検索していたら、都内の、とある商店街で、

近々、アフリカンドラムのイベントがある!と知る。


会社をやめる直前、9月もおわりのころ。

またひとり、ふらりと出かけることに。


都内の商店街。それも休日のイベント。

当たり前のことだけど、家族連れやカップルがい〜っぱい。

普段はひとりで行動するのが好きな私だけど、

そのときばかりは、失恋したあとで、大勢の中に

ひとりぽつんといることが、とても寂しく感じてしまって・・・

ドラムの音もまともに聞けずに、すぐに、その場をあとにする。


・・・と、商店街の一角に、「占い」の文字をみつけて。


「占い」と書かれた、ぼ〜〜っ明るい

提灯のあかりに、吸い寄せられるように・・・

気づくと、占いコーナーの前に立っていた私。


おじちゃんとおばちゃん、ふたりの占い師さんが、

それぞれ占いをやっていた。


私としては、おじちゃんのほうがいいな〜 と思ったんだけど、

思った矢先に、おばちゃんのほうの席が空いて。

おばちゃんと目が合ってしまったので、

そのままおばちゃんに吸い寄せられるように・・・

気づくと席にすわっていた。


おばちゃんに、さっそく、失恋したことや、

これからどうしていったらいいか、迷っている話を聞いてもらうと、

おばちゃんがさっそく、タロットやら何やらで、あれこれ調べてくれて・・・


「その彼とはもう縁がないね。

でも、来年あたり結婚しそうだよ」 と言う。


え?! 来年、結婚・・・?!

失恋したばかりなのに・・・? 


急な話に、ちょっとびっくり。

「そのためには・・・10月に旅行に行きなさい!」と

これまた、おばちゃんが唐突に言う。


でもちょうど、心機一転、旅に出たいと思ってた私。

行くなら、ネパールか、バリか、インドだな、と思ってた。


いつもの私なら、ここに行きたい!と思ったところに行く!!

ただそれだけ。でもこのときばかりは、めずらしく、

この3箇所のうち、どこに行きたいか・・・

ぜんぜん絞れなくって、迷ってた。

もういろんなことで頭がごちゃごちゃで。

すっきり考えられなくなってた。


もともと、「○○に行ったらいい!」とか、「○月に行きなさい!」とか、

はっきり限定する占いは好きじゃなかったんだけど、

このときばかりは、このおばちゃんの断定口調が、妙にありがたくて・・・

この3箇所のうち、どこに行ったらいいかも、おばちゃんに聞いてみた。


おばちゃんいわく、そのときの私にとって、

いちばんいい方角は、バリの方角だった。

10月に行くのがいい。しかも2週間後!!と言う。


2週間後・・・?!

これまた、ずいぶん急だなぁ〜


11月じゃだめなんですか?と聞くと、おばちゃん、

「運気が落ちるから、それじゃ、あまり意味がないよ」と言う。


こういう言い方も普段だったら、好きじゃなくて

聞き流してしまうんだけど、そうか、2週間後か!!

たしかに、すぐ行ったほうがよさそう!

なぜか自分でも、腑に落ちる。


それにしても、来年、結婚かぁ〜〜!!


この時点で、もうすっかり、

結婚する心づもりになってしまった私。


来年だったら、もうすぐじゃないの〜〜〜!!


独身だからこそできること、自分がしておきたいこと、

今のうちに、ぜ〜んぶしておかなくっちゃ、ね!!


結婚する前に、絶対、ひとりで海外旅行に行ってみた〜い!

と前々から思ってた私。この旅行の話も、

なんてタイミングいいんだろう!と思った。


実は私、失恋直後にも別の人に占いをしてもらっていて。

そのときは、3年後ぐらいに出会いがありますよ、

と言われたけれど、ぜんぜんぴんと来なくって。

だから、このおばちゃんの言うことは、最初、唐突に感じたけど、

自分自身、妙に腑に落ちるところがあった。


結局、占いにしろ、なんにしろ、

自分自身がもう答えを知ってて、

それを確認しにゆくだけなんだろうな。

人の助けをかりて。

★Bさんご夫妻にお会いして★


9月いっぱいで会社をやめ、10月入ってすぐに

さっそく、Bさんのエネルギーワークを受けにゆく。


もう場所は、はっきり覚えてないけれど、

その頃私の住んでた千葉の実家から、2時間以上・・・

ずいぶん遠くまで、電車にのって出かける。


Bさんちの最寄駅は、とても自然豊かな、

のんびりした雰囲気の駅だった。


そして、Bさん一家が私を出迎えてくれた。

スイス人のBさんと日本人の奥さん、

それに、まだ小さな赤ちゃんまでが

いっしょに、笑顔で私をむかえてくれて。

初めて会った人たちなのに、なんだか妙にほっとした。


「遠いのによくきてくれましたねぇ〜」って、

しみじみ言う、Bさんご夫妻。

日本国内なのだけど、なんだか、ホームステイ先の

家族にあたたかく迎えられる学生のような・・・

まさにそんな感じだった。


そして、Bさんのお家に着くと、遠くからわざわざ

来てくれたから、と言って、お昼ごはんまで用意してくれて。


Bさんたちからすれば、お客さんである私が、家に着いてはじめて、

さぁて、何つくろうかしらね〜とのんびり用意してくれる様子に、

私までなんだか家にいるかのような、とてもくつろいだ気持ちになれた。

日本にもこんな風に迎えてくれるところがあったんだ〜〜!ととても驚くと同時に、

もしかして、自分が求めていた場所は、こんな場所だったのかもしれない・・・と思った。


時間を忘れそうなぐらい、ゆったりとしたごはん&おしゃべりのひととき・・・

そして、おしゃべりしてる私たちのまわりを、赤ちゃんが、

始終、にこにこ顔で、はいはいしていて。

なんだか日本ではないかのような・・・

とてもゆったりした時間の流れ。そして空間だった。


ゆったりごはんをいただいたあとの

Bさんのエネルギーワークもまた不思議だった。

手がほとんど触れていないのに、私の体の中がぐわ〜〜っと動く!

熱くなる!なんだこれは?!まるで、魔法みたいで!!


そして最後、Bさんが、頭の下に手を当ててくれたんだけど

(今思えば、あれはクラニオセイクラルだったと思う)

失恋の思いや、やめたばかりの会社のあれこれ、

これからどうする?という思い・・・

そんな思いでもうぎっしり、がちがちだった私の頭んなかが、

ぐにゅ〜〜〜っと動いてゆくのがわかった。

これにはびっくり!脳みそが動いてるんだろうか?!

なんなんだこれは〜〜?!不思議で不思議で。


ぐにゅ〜〜って頭んなかが動いたあと、

がちがちだった私の頭んなかが、

ほんとうにすっきりしてしまって。

頭のなかのごちゃごちゃがすっきりどこかに行ってしまった。


そのあとまたBさんとおしゃべりしたのだけど、

その話にまたびっくり!


Bさんご夫妻は、なんと「バリ」で知り合ったという。

私が行こうとしている、まさにそのバリで!!


そして、私が泊まろうとしていたマンダラバンガローの話をすると、

「バリにいたとき、そのマンダラ家でバリ舞踊を習っていたのよ!」と奥さん。


ひとりでバンガローに泊まるのなんて初めてだったので、

ちょっぴり不安だったのだけど、その話を聞いてものすごく安心する。

しかも私は、“まさにそのバンガローに泊まってバリ舞踊を習う”

というツアーに申し込もうとしていたところだった!!

バンガローといい、バリ舞踊の話といい、

まさに、まさに!の話で本当に驚いちゃって。


奥さんは、そんなわけで、バンガロー周辺のことを

とてもよく知っているので、地図まで手書きで書いてくださって。

おすすめのお店や喫茶店、市場の場所などを、とても細かく書いてくれた。


実はそのとき、まだ正式には

ツアーに申し込みをしてなかった私だったけど、

もうこれは、何としてでも行かなくっちゃ!!!と、

その後すぐに申し込みをしたのは、言うまでもない。


Bさんご夫妻との出会いの不思議は、もうひとつあった。


私がBさんご夫妻に出会ったのは、

Bさんご夫妻がバリで出合って結婚し、日本に戻って

こういう仕事を始められて、まもなくのことだった。

ところが、そのあと、Bさんの親御さんの具合が悪くなられて、

私が訪れた直後、Bさん一家は、スイスに移ることになってしまった・・・

・・・ということは、Bさんご夫妻が日本にいたのは、

ほんのわずかのとき。そんな貴重なときに、Bさん一家と

出会えたなんて・・・本当にご縁というのは不思議なものだと思った。

退職後、新しい世界に飛び出してわくわくする気持ちとともに、

これから私はいったいどうなるんだろう?という不安も

あったこの頃、「いつでもちゃんと守られているから大丈夫だよ!」

ということを、改めて教えてくれた出会いだった。


全文を読む "143.気まま夫婦ののったりそったり人生〜♪ (6)「不思議な出会いに導かれてバリへ」 "
142.気づくといつも、ここにいた
Posted by ゆき at 2008年04月20日

以前、連載していた、“私たちの出会いから、

ヒーリングサロンをひらき、今にいたるまでの道のり”、

すっかり間が空いてしまいましたが、また、

すこしずつ書いてゆきますので、

どうぞ、よろしくおつきあいください・・・☆

★連載名★も、「気まま夫婦の のったりそったり人生〜♪」

としました。(以前の文章はこちらにあります)

http://plaza.rakuten.co.jp/noanoayuki/diary/?ctgy=2


※前回までのあらすじ


まだ夫に会う前、OL生活をしていたころの私。

何かこれから大きな変化が起こりそうな「予兆」があった。

そしてそのあと、失恋、退職を決意。

しばらくして「うつ」になる。

そのため、会社を休むことにした私・・・

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「気づくといつも、ここにいた」


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会社をしばらく休んで向かった先、

それは、穂高養生園。


日本で、ホリスティック医学の実践宿として、

とても有名なところ。


ふらりと立ち寄った書店で、

たまたまみつけた、ホリスティック関係の本に、

これもまた、たまたま、穂高養生園が載っていた。

以前からずっと興味をもってた、

“ホリスティック医学”を実践している宿!!


しかも、私の以前からのお気に入り、

「安曇野」の地にあるなんて!!

・・・ってことで、

すぐさま行ってみたのが、

ちょうど、その前年のゴールデンウィークのことだった。

養生園には、この年、4月にもすでに1回行っていて、

そして、この失恋後の6月、

そのあとも、退職まぎわの9月、

そして退職後の11月と行っている。

この仕事、この生活を続けていっていいんだろうか?

自分は、このままでいいんだろうか?


ふと、そんな思いが出てきたとき、

気づくといつも、養生園にいた。


今となっては、OLやっていながら、

どうしてそんなに頻繁に行けたのか?不思議なぐらい。


ただ、気づくと、転がりこむようにして・・・

養生園にたどり着いていた・・・

まさに、そんな感じだった。

といっても、


それまでのOL生活、けっこう私なりに楽しんでた。

職場のみんなにも恵まれ、趣味にも、仲間にも恵まれて。

でもこの時点で、もうこの生活続けているのは、

何かが違う・・・と思いはじめていた。

でも具体的に、今後、何していったらいいかは、わからない。

そんな悶々とした気持ちが、大自然のもとにゆくと、

自然と溶けて、自分自身にかえれる・・・

そんな感覚だった。

小さい頃から私は、「自然」に対して、

畏敬の念を抱いていた。


そしてやっぱり、何かに迷ったり、落ち込んだりしたとき、

いつもいつも、大好きな木に会いにいったり、

ぼ〜〜っと空を眺めたりしていた。

ひとり、自然のなかで、

木たちの やさしい手ざわりやぬくもりを感じたり、

たいようのひかりや、風を感じたり、

つちの香りを、胸いっぱいすいこむ・・・

そして、自分自身をみつめる・・・

そんなひとときが大好きだった。

わたしにとって、かけがえのない大切な時間だった。

穂高養生園のゆったりとした空間、

そして、大自然の懐に抱かれると、

子どもの頃と同じような感覚が、蘇ってきて・・・


忙しい日々で忘れかけていた

自分の“原点”にもどることができた。


人間も、自然の一部。


わたしも、自然のリズムとともに


もっと、ゆったりと暮らしたい。


小さい頃からずっと胸にあった、


私の大切な大切な思い。

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141.雨風の中の入園式♪   
Posted by ゆき at 2008年04月20日

4月8日の光希の入園式、すごい雨風の中いってきました。

3人で行く、と事前に言っていたせいか、

光希もすんなり着替えていっしょに出かけました。

かなり早めに出かけたのですが、

幼稚園近くの駐車場はもうほぼいっぱい!

早めに行ってよかったです☆

幼稚園に入ると、先生が教えてくれた自分の靴箱に

靴をしまったり、教室内で楽しそうに走ったり・・・と、

はしゃいでいた光希。

しばらくして入園式のおこなわれるホールに入ると、

子どもたちは席につきました。


それからが大にぎわい。

じっとすわっているのが苦手な光希。

式がはじまると、「おっかぁ、抱っこして!抱っこして!」コール。

ときには、会場に響くぐらいの大声で叫んだりして。


でもまぁでもそんなこともあるかな〜と思っていたので

冷静にみまもっていました。

他の子どもたちがみんな静かにすわっているのが

不思議なぐらいでした。

でもさすがは幼稚園!

先生紹介など、子どもたちにとって退屈な時間のあとは、

すぐに、ぬいぐるみの登場!そしてみんなで歌を歌って♪


そういうのが大好きな光希は、

すぐにそちらに興味を示しました。

そのあとまた退屈になると、おっかぁ!!抱っこ〜〜!!

と叫んでいましたが。

(ず〜〜〜〜っと、椅子に後ろ向きで乗り出して♪)


次にクラスみんなで、親子いっしょに写真撮影。

やっぱりまだ、「おっかぁ!抱っこ〜〜〜!!」コール。

みんなはお母さんから離れての撮影でしたが、

先生が「おかあさんといっしょでいいですよ」と言ってくれ、

写真撮る寸前、ぎゅっと後から両手で抱えてあげたら

安心したようで、ぱちり!無事すみました☆

そのあとは教室で担任の先生からおはなしや、

歌ううたったり、紙芝居読んでもらったり。


やはりじっとしていなくて、椅子から立ち上がって

ちょこちょこ歩いたり飛び跳ねたり、

お話している先生の近くに歩いていったり。

そのたびに、先生に、手を引いて席につれてゆかれていた光希。

でも光希はしじゅうニコニコして、

本人としてはとっても楽しんでいたようなので、

何よりでした♪

幼稚園のなかは、折り紙や動物などの

可愛らしいディスプレイでい〜〜〜っぱいで、

それ見ている私も、とても楽しかったです!

入園前、ひとつ心に引っかかっていたことも

すっきりしました。それは、先生のこと。


実は幼稚園選びのとき、ちょっと遠くにある別の幼稚園も

見に行っていたのですが、その幼稚園は、

子どもの個性を尊重することに重きをおいた、

少人数制の幼稚園で、子どもたちを見る目がとても

やさしく、ほんとうにひとりひとりの個性をちゃんと

みて、その個性を伸ばしてくれる、

大切にしてくれる幼稚園だと感じました。

が、通うのにあまりに遠くて。ちょっと断念。


その幼稚園をみたあと、光希が通うことになった幼稚園を

みにいったとき、先生の、子どもたちを見る目が、

気になってしまって。

でも、直観ではこの幼稚園がいい、と思ったので、

最終的にはここに決めました。


が、正直、その先生のことが、気になることとして残っていました。

この幼稚園の先生は20歳代前半ぐらいの本当に

若いきゃぴきゃぴした感じの先生が多くて。

若いから悪い、というのではないのですが、

どうも、子どもたちをみる目が気になってしまって。

先生ひとりが見る、子どもたちの数が多いので、

仕方ないとはいえ、どうしても気になってしまっていました。

・・・そんな入園前でしたが、

光希の担任の先生をにきのう初めてお会いして。

すごく落ち着いた感じの先生で、

子どもたちを見る目も深いところみてる感じがして・・・

細かいことはぜんぜん分からないのだけど、

ひと目見たとたん、安心してしまいました。

そういえば、2月の入園前の幼稚園行事のとき、

この先生をみかけていて、

あ、こんな落ち着いた感じの先生もいるんだ!

いいな、この先生!と思っていたのですが、

どうやらその先生が光希の担任となってくれたようです☆


私のひっかかりもまたひとつ溶けて、

よかったよかった♪ の入園式でした。

全文を読む "141.雨風の中の入園式♪   "
140.“うつ”になる 
Posted by ゆき at 2008年03月16日

失恋したあとしばらくして、私は“うつ”になった。

以前から、職場でも、かなりオーバーワーク気味だったし、

そのうえ、失恋のあとのぽっかり穴があいてしまったような

空虚感が重なって。

なんにもしたくない。というか、できない。

起き上がること。トイレにゆくこと。着替えること・・・

いつもは意識すらしていない、

日常生活のほんのささいなことたちが、

すべて大儀に感じる。


何とかかんとか、ようやく会社にたどりついて、自分の席に座っても、

頭がぼ〜〜っとしてしまって、何も考えられない。手につかない。

それじゃぁ何ひとつ、できないので、

無理して、頭を働かせようとすればするほど、

からだにも、気持ち的にも、がくん!とくる・・・

まるで、ブレーカーが落ちたように。


うつは、このとき始ったことじゃなかった。

以前にも経験があったので、驚きはしなかった。

うつ病になる原因・・・

それは、ストレス、過労、ショックなできごと、

性格的な傾向(几帳面、まじめな人に多い。一般的にだけれど。)

生まれ育った環境などなど、いろいろな背景要因が考えられる。


もちろん、ひとりひとりよって要因は違うので、

一概にはいえないのだけれど、一般的にいって、うつ病は、

がんばりすぎてがんばりすぎて、もうこれ以上がんばれない!

というピークまできたとき、まるでブレーカーが落ちるかのように、

がくんと、心身の機能が低下する。

(たとえば、何も手がつかなくなったり、眠れなくなったり、

食欲がなくなったり・・・人によって症状は違うけれど)。

これ以上がんばってしまったら、オーバーヒートしてしまう。

というところまできてる。

だから、一種の自己防御でもあるのだと思うのだけど。


もうこれ以上できない!というピークまでがんばっているのだから、

これ以上がんばれ!という周りの励ましは禁物で、

とにかく休むことが大切。

(それと平行して、またはその後、

心理療法ほかのケアが必要な場合もあります。)

面白いことに、私はうつ病という病気について、

仕事上で、簡単にだけど勉強する機会があったので、

そのあたりのことは、よ〜〜く頭に刻まれていた。

そして、自分自身が仕事で、かなり無理している、

もうこれ以上やったら危ないぞ!というのも

ずいぶん前から感じていた。


だから、あ〜 とうとう来たな・・・という感じ。


もうこれは、休むしかない、と。

そしてさっそく、次の日、会社を半日休む。


・・・でも、ダメ。


その次の日も半日、会社を休む。

それでもちっとも変わらない。

そのとき、グループみんなで関わってた、緊急の仕事があったし、

周りのみんなも病気になる寸前、というぐらいのオーバーワークで、

無理に無理を重ねて仕事してたのは、じゅうじゅうわかっていたから、

遠慮気味に、半日だけ、休みをとってみたけど・・・


こうなったら、思い切って、

しばらくの間、休みをもらわないとダメだ〜〜〜〜〜!!


それまでの経験から、

今、勇気をふりしぼってでも、休みをとっておかないと、

もっとひどい状況になる、と思ったから。

さっそく上司に、いまの自分のからだ、きもち的な状況を

くわしく説明して、休暇のお願いをしてみた。

「いま休まないと、仕事になりません。状況も状況なので、

大変申し訳ないのですが・・・休ませてください」と。

上司は、「(うつ病の)勉強を、ちゃんと実践しているんだねぇ〜〜〜、

えらいねぇ〜〜」と、ちょっぴり皮肉っぽく言いながらも、

休暇の許可を出してくれた。


そう言う上司の顔も、もうかなり疲れきった、

かちかちにこわばった表情をしている。


にこにこっと笑顔をふりしぼって、

「いいですよ♪」と言ってくれた後輩も、

やっぱりかなり疲れた様子・・・


それは、私のグループの仲間だけじゃなかった。


職場のみんなが、会社の合併騒動で、

合併先の会社の意のままに、

訳もわからず、ただただあくせく働いているようで・・・


のんびりアットホームだった職場の雰囲気が一変して、

ただ、もうやるしかない、というような、

必死なムードが漂っていた。

奇妙なほどの変貌ぶりだった。

そんなみんなを横目に、休みをとるなんて・・・

何だかとても申し訳ないきもちでいっぱいだった。

でも、ここで、みんなで共倒れしてしまっては仕方ない。

会社を辞めるにしても、ここで身体を壊してしまっては、仕方ない。


「まずは自分。そう、まずは自分から!!」

情に流されそうになる自分にそう言い聞かせて、

5日間の休暇に入る。

行く場所はもう決まっていた。

私の、以前からのなじみの場所。

長野県安曇野にある、穂高養生園。

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139.失恋の勢いで、えいっ!と退職。
Posted by ゆき at 2008年03月04日

失恋直後、まさにその失恋の勢いで、

「彼と別れる決断ができたぐらいだから、

会社だって、辞めてやるぅ〜〜〜〜!!」と

すっかり思いこんだ私。

そう。私はけっこう今までも、恋に人生、左右されてる。

恋に関しては、わき目もふらず、まっしぐら!なところがあって。


うん。よくいえば、素直でまっしぐら。

でも、どちらかというと、突っ走って、

「周りが何も見えなくなっちゃう」

ってほうが合ってるかもしれない・・・☆

高校を選んだ理由も、そうだった。

好きな○くんが行く!とウワサで聞いたから。

理由はただ、それだけ。


先生から、レベルが高すぎる、成績が伴ってないから

あきらめろ!と何度も言われつつ、あきらめずに、

その高校に合格できたのも、彼のおかげだった。


ところがところが、

それにはこんなオチが・・・


結局、そのウワサというのは、間違ってて!!

○くんが、実は、違う高校志望だってわかったのが、

入試直前の、説明会のとき。


中学の体育館で、志望高校別に集まることになったのだけど、

私の志望校のところに、○くんがいない・・・!!

あれ、おかしい・・・?!

○くんが、いない、いない〜〜〜〜!!!

説明のことなんてそっちのけで、

必死に○くんを探した。


・・・と思ったら、はるか向こうの違う高校枠の

ところに、ひとりぽつんと○くんがいて。


その時の私のショックといったら・・・

ほんと、言葉にならなかった・・・・


あんなに頑張ったのは、なんだったの・・・・?!

身体の力がへなへなと、すべて抜け落ちちゃって、

説明なんてほとんど耳に入らなかった・・・

そして、高校の入学式のとき、

初めて気づいちゃった。


好きな○くんと同じ高校に行きたい〜〜〜!!!

たったそれだけの理由で選んだから、

高校の雰囲気も、なにもかも、

ちっとも私の好みじゃなかった!!ってことに。

私ったら、高校のこと、何も見てなかったんじゃないの・・・


選んだ理由が、理由だからしょうがないんだけど、

自分でも、驚いちゃった。

入学式の、希望あふれる・・・はずの高校の門が、

あまりに冴えない、どんよりした門に見えたことに。


そんな、すっかりさめきった気持ちでの、

高校生活の始まり、始まりだったのでした・・・

そんなことも、今になってみれば、

可愛かったよなぁ〜 わたし♪ って、

笑い話として話せる、ちょっぴりバカなおはなし。

話はもとに戻って。


過去、高校時代にそんなこともあったから、

今回も、いちど感情的になって、退職を決めたものの、

すこ〜し冷静になってみて、もうちょっとだけ、

そう、もうちょっとだけ待とうかな・・・と思った。

そんなことを思っていた矢先、

会社で、転勤の話がもちあがる。


会社の合併に伴って、私を含めた本社組は、

東京から大阪へ転勤の予定、だという話。


「大阪といえば、“食いだおれ”っていうぐらいだから、

美味しいものがいっぱいありそうね〜!!」という理由で

いったんは気持ちが揺らいだ私だったけど、

上司から言われたこんな一言で私の気持ちは決まった。


「大阪に行ったら、キャリアウーマンになれるよ!」


上司は、私を後押しするつもりで、こう言ってくれたらしい。

だけど私は、その時点で、もうすでに、

かなりのオーバーワーク気味で、心身ともに参ってた。


もともとこの仕事は、自分がやりたい仕事でもないし、

バリバリのキャリアウーマンだなんて、

まっぴらごめんだわ〜!!


もともと私は、家庭をもちたい、というか、

いつかはもつもの、と思っていたけれど、

仕事をバリバリしたい、キャリアウーマンになりたい、

という気持ちは、まるで「無」だった。


でも、いちど突っ走ると周りが見えなくなる、

猪のような性格の私。

どんなにいやな仕事でも、やってるうちに

ついついのめりこんでしまうところが、ある。


もし、バリバリのキャリアウーマンの道を選んだら、

私はそれこそ、自分が納得いかない道でアップアップして、

結婚しそびれるかもしれない。いや、それだけでなく、

身体を壊すかもしれない。自分を見失ってしまうかもしれない。


背筋がぞくっとした。

自分にとって、なんだか危険だな、と感じた。

これは、私の道じゃない・・・と。


もちろんこれは、あくまで私にとって、の話。


キャリアウーマンでバリバリ働きながら家庭をもつ人だって、

た〜くさんいると思う。それに、自分が進みたいキャリアウーマン

への道を進んだからこそ、運命のパートナーと出逢った!

という人だってたくさんいるだろうし。

でも、私の人生では、そうじゃなかった。

“感覚”として、これは違う!!って思った。


人生って・・・

いつでもこうやって、“自分の感覚”で、

自分がこれだ!って思う道を、

“自分で”ひとつひとつ選択して、創りあげてゆく・・・

そんな連続なのかもしれない。


上司にとっては皮肉だけど、

上司が言ってくれたその一言で、

私はすっかり、退職の気持ちを固めたのだった。


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138.兆しどおり、別れがやってくる
Posted by ゆき at 2008年02月26日

2000年6月。

その時付き合っていた彼とは、結局別れることになった。

変化の兆しとして感じていた、まさに、その通りになったのだった。


大好きなダンスを通じて、知り合った彼。

いっしょにいるのはとても楽しかった。

ふたりでダンスをするのも、ダンスの話をするのも

時間を忘れるほど楽しかった。


でも・・・・

一生のパートナーとしては、なにかが違うな、って感じた。


彼とのなにげないやりとりの中で、

違和感を感じることがいくつかあって。


たとえば、私が「会社をやめたい」という話をしたとき。


「今の年齢で(当時の私は28歳)会社を辞めたら、

スーパーのレジぐらいしか、仕事はないよ」という彼の言葉。


それはスーパーのレジの方に失礼じゃないの!と思ったけど、

彼としては、たぶん、こういうことが言いたかったのだと思う。


その年齢で今、仕事をやめたとしたら、

自分がやりたい仕事は選べないよ。

仕事できるとしても、パートの仕事ぐらいしかないよ。 ・・・と。


それは違う!と思いながらも、

私も、反論できるだけの具体的な仕事が思いつかなかった。

その当時、自分がいったい、何やりたいのかも分からなかったし。


でも、そうやって決めつける彼は、もしかしたら

そういう考えの持ち主なのかな?とも思った。


もしも彼と結婚して、私が仕事辞めることになったりしたら・・・

そのときに女性の選ぶ道って、こんなぐらいしかないよ、

と思っているのかな・・?!って。

それだとしたら、ちょっと窮屈だな、と。


またあるとき、彼は、こんなことも言っていた。

たぶん、少しばかり、別れを予感しての言葉だったと思うけれど。


「僕と結婚したら、一生、困らせることはないよ。」と。

仕事で、その腕前をかなり認められ、自分でも地道に努力して、

世間でいわれる、“出世コース”を歩んでいた彼だったので、

たしかに、その通りなのかもしれない、とは思ったけれど、

彼のその言葉を聞いたとき、なぜか私の身体がきゅっと縮こまる感じがした。


ふっと、鳥かごの中にいる鳥の姿が思い浮かんだ。


鳥かごは、金ぴかに輝き、それはそれはとても美しい。

でも、その中にいる鳥の目は、どことなく、うつろだ。

はるかかなたをみつめ、自由に好きなように

空を飛びまわっていた日々を、なつかしんでいるかのよう・・・


そう。

まさに、一生、困ることのない、守られた生活。

でも鳥には、好きなときに好きな場所へと

飛びにゆける“自由”がない・・・


その鳥は、私の姿でもあるように感じた。

あぁ、これもまた私にとって、何か危険だなと。

もちろん、私の考え方次第で、未来は何とでもなる。

でも、